この時期になるとそろそろ、そろばん塾を卒業する生徒さんが出てきます。中学生になると勉強、部活で忙しくなるなどの理由で卒業していきます。それはそろばん塾あるあるなんですけど、ウチの教室は小学校より中学校の方が近いせいか中学生になっても通い続けてくれる生徒が多いんです。自分の目標の段位をとるまでは!と頑張って来てくれます。
そういう子ってそろばんの面白さが分かって、そろばんが好きなんですよね。ソロバンを弾いてると落ち着くとか、パチパチと音を聴いてるだけでも落ち着くなんて言ってくれるんです。
ほんと、嬉しくなります‼️小学生の低学年から習って、難しくて嫌になったりもしたハズなのに、そう言ってくれたりするんですよ。そんな子達でもやっぱり、高校入試が近づく頃には卒業していくんです。寂しい限りです。学校と違って、卒業式があるわけでも無いので、尚更寂しかったりしています。
でも、嬉しい事もあります‼️
高校入試の合格をわざわざ、教えに来てくれるんです。ありがたい。そろばんの先生を仕事にして良かったと実感します。
ちょっと話を戻しますが、都会などでは近年、そろばんは5年生ぐらいまでにして中学受験の準備のため学習塾に変える事が増えているそうです。(そうですというのはウチではあまり実感が無いので)
私は学習塾に通い出すタイミングでそろばんを辞めてしまうのはなんか、違うような気がします。せっかく習った習い事ですし、目標までは頑張って続けてほしいと思います。実際自分も小学生の頃は5年生から学習塾に通い、それでも週5日そろばんを練習していました。まぁそれで今があるわけですが(^^)
珠算人として言いたい事は、そろばんを途中で卒業してしまうとそろばんの良さや、凄さが充分に伝わらないままになってしまって、次の世代に繋がらなくなってしまう恐れが出てくることです。習った子ども達が習って本当に良かったと思ってくれるレベルまで教えていかないと良しとはなりません。
ですので、生徒のみなさんにはこれからもなるべく永く通ってもらい珠算をマスターしてから卒業していってほしいと思います。