ソロバンについて

野球チームに入ったらグローブ、テニスを始めたらラケット。

珠算塾に通いだしたらソロバンが必要になります。

ネットを開くと数社のソロバンメーカーが出てきます。

代表的なメーカーさんはトモエそろばん、播州そろばん、亀嵩ソロバン、サンコーそろばん、そして雲州そろばんなどなどです。

うちでは、永年、母の教室含め50年以上雲州そろばんさんのソロバンを取り扱っています。

ここでいう雲州そろばんさんは正確には『雲州そろばん協業組合』という島根県の奥出雲にある業者さんで、一般の人がネットの通販で買える雲州堂とはまったく別です。

雲州堂さんも元々は出雲のようですが、今は大阪に会社があります。

話しを戻します。色々あるソロバンメーカーですが、珠算人感覚としてはやはり、雲州そろばんと、播州そろばんが2強だと思います。勿論、他のメーカーさんも悪くは無いんですが、高価なフラッグシップなソロバンを扱ってないことでイメージが低くてなってしまいます。

次に珠(たま)の種類についてですが、主に樺珠(カバ)か、柘珠(ツゲ)が実用的なソロバンになります。

他にも黒檀、梅、桜、イス、紫檀、白檀など長い歴史がある分種類もたくさんあります。

これらは主に工芸品的な部類に入ってくるもので、なかにはうん十万するモノもあります。

樺珠、柘珠にもそれぞれグレードがあり上は10万円から8万、6万、4万、3万、2万、1万〜5千円ぐらいに分かれています。

初心者用でも、5千円なので決して安いモノではありません。

うちでは7000円のモノから用意しています。

5000円のモノを取り扱わない理由は1番下のグレードだと珠材が1番悪いモノを使っているだろうという事です。

もちろん、商品として使う材料なので5000円でも悪くは無いと思いますが、上手く説明できませんが、職人さんが材料を選ぶ時、ギリ商品になるような材料で作った5000円のソロバンより少し良い材料で作った7000円の方が珠ひとつひとつが選ばれてるような気がします。

樺珠、柘珠にもそれぞれ特徴もあり、好みの分かれるところですが、基本的には柘珠の方が高価です。

なので同じ価格なら樺珠の方がグレードが高くなります。高いカバ=安いツゲが同価格になります。

永く使うモノです。大事に使えば、お子さん、お孫さんまで使えます。

自分のソロバンも35年以上前のモノですが、ちゃんと使えています。

ご購入の際は良いソロバンを選んで下さい。