頂きを目指せ❗️

当塾では現在、暗算十段に届きそうな生徒さんがいます。久しぶりにその可能性が見えてきました。

この前の生徒さんは保護者様の転勤で残念ながら退塾したため十段には届きませんでした。

そして、その前の生徒さんは高校の途中まで、途切れ途切れですが、通い続けて九段まで合格しました。

さらにその前の生徒さんは小学生のうちに九段まで進みましたが、中学入学のタイミングでそろばんは卒業したので十段の頂きまでは辿り着きませんでした。(中学も続けていたら確実に採れていたはず)

つまり、当塾ではいまだ十段を合格した生徒は残念ながらおりません。

そして今回が4度目のチャンスになります。嬉しいことにその子は中学生になっても、もう少し続けてくれるようなのでそこに目標を定め、今度こそ、生徒さんに最高位十段合格の喜びを教えてあげたいと思います。

自分でとる難しさもありますが、指導者として合格させる事は、技術的にも精神的にも鍛えあげ、鼓舞し、モチベーションを維持させるなど難しさしかありません。

規模が大きい教室さんでは生徒さん同士良きライバルがいたりして、伸びるのが早いんですよね。羨ましい限りです。

よく言われる事があります。教室で最初の十段が出るまでが遠い。一人十段を育てるとその後はそれに続くようにどんどん出てくるもんだと。良く珠算界では耳にします。

遠いというのは難しい、時間が、かかるという事です。

ウチの教室も今年8月で丸13年になります。なので、そろそろ出てもイイんじゃないかな。そして、そろそろ出してもイイんじゃないかと思います。

若い若いと言われてきましたが、年齢的にも、年数的にもそろそろ十段を育てたい、育てないとマズイかなと、今育てられないと、この先一生ないんじゃないかと色々考えさせられます。

まあ、なんにせよ今そのチャンスがやってきてますので、多分期間はあと1年。この1年、更に練習を積み重ね十段というビックタイトルを生徒さんにプレゼントしたいと思います。

おばあさん、ありがとう。

令和3年3月3日、祖母が他界しました。

自分は、母が仕事で忙しくしていたので、まさにおばあちゃんっこでした。

孫の中でも、内孫で、長男で、いっぱい面倒をみてもらいました。

祖母は享年96歳。

祖父は60代で亡くなりましたし、それに比べ、じゅうぶん長生きできたと思います。

私は幸運な事にこれまで家族が亡くなるという経験がありませんでした。

祖父が亡くなった時は2歳でしたので全く記憶にありません。ただ、葬儀にいっぱいお客さんが来て、むしろ楽しかったような記憶です。

人の死に直面した事がなく、今回はじめて家族が亡くなった事は、想像以上の悲しさがありました。

震災では東松島の教室で教えていた生徒さんが津波の犠牲になり、それが友人の子ども達だったので、人が亡くなる悲しさを少しは理解していたつもりでした。

今回祖母が亡くなった事で、震災から10年が経ち、改めて残された遺族の方々の心の辛さを痛感しました。

災害の犠牲や事故で亡くなったわけでもなく、96歳と寿命をまっとうできた祖母が亡くなる事は順番で当たり前の事なんですが、やっぱり、悲しかった。

近年は施設に入っていたのでコロナ禍では中々会えなく、最後に話をした内容は覚えていません。

でも、小さい頃から〜そして最後に握った手の感触は忘れません。

おばあさん、お世話になりました。育ててくれてありがとうございました。