当塾の初級、入門時の指導は、十の合成、分解から始まります。
その後、五の合成分解にはいります。
教材は、永年お世話になっている教材屋さん数社のものを使わせてもらっています。
数社の教材を用意しているわけをご説明します。
入塾すれば、その教材の中の1からスタートになります。だいだいスタートは皆んな同じ教材になります。
通常であれば、1が終われば2に進むわけですが、ここですんなり2に進めない生徒さんもでてきます。
そのため、他社の教材を用意しています。(1つめの理由)
2つ目の理由、運指が怪しい場合。急がば回れ
どおしても入門教材は高学年、中学年にとっては計算自体は簡単になります。それをきちんとソロバンを弾いて計算できてないと、その後のケタの大きな問題には対応してできなくなります。
マンツーマンで指導をしているわけではないので、先生の目がある時だけソロバンを使う。見られてない時はスラスラ頭で計算してしまう。
こういう場合はその教材が終わったとしても、同じ内容の別教材を渡します。
その時、これこれこういう理由なので、次はこれをやりましょう。と言う時もあれば言わない時もあります。そこはその子によります。
そして
3つ目の理由。これが何気に多いかもしれません。
ひとつの教材では2が終われば3、3が終われば4になりますが、それだと、こした、こされたが丸わかりになってしまいます。それがハッキリするのを避けるため、数社の教材をあいだに入れたりしています。
年長さん、1年生ぐらいだと競争心を養う意味でもそのままの順番で良いんでさが、(理解できてる場合)
2年生、3年生ぐらいだとちょっと越されただけてで、めげてしまう子もいます。なので、進んでいるように見せかけるため、同じ内容の別教材を使ったりします。
進級ぐらいをハッキリさせない。
これが一番の理由です。入門の時期、ここで急がせないようにして尚且つ友達よりも遅れてるなと思わせず、きちんと運指を覚えてもらうようにするため複数の教材を用意しています。
前に聞いた話しですが、ある教室では、1冊めで覚えなかった子に同じ教材を渡し2冊めをさせている。
まあ、それはその教室の事なので、アレコレ言いませんが、その結果その生徒さんは、退塾してしまった。ということです。
小さくてもわかるんですよね、なんで、同じものをもう1度させられているか。年長さんにもなれば自尊心も芽生えてきます。
そんなわけでウチでは、色んな教材を選んで指導をしています。^_^