習い始めの時期は?その2

前回では中学年までを書かせて頂いきました。

では高学年から始めるとどうかな?についてです。当塾でも、たまに高学年から入塾を希望される場合があります。兄弟の下の子が習い始めたタイミングで上のお子さんも一緒に始めるという事があります。その時、必ず言われるのが、もう遅いですか?と保護者様に聞かれます。

いえいえ、そんな事はありません。そろばんは、やったか、やらなかったか、で変わります。なので心配ございませんと答えています。

勿論、早く始めてもらえれば最終到達点も高くなりましたよ。と付け足しますが。

高学年で始めると入門など基礎的な部分は低学年の3倍から5倍のスピードで覚えていきます。また、かけ算、わり算についても覚える事は、わりと容易です。ただし、珠算では覚えると、出来るでは、意味が変わってきます。

急に覚えた分、弾きこんでない為どうしても速さが付きません。

試験では制限時間もあり、その時間内でできないと出来るとはなりません。

また級位などで同等のレベル(低年齢)の子と比べ、簡単な問題を計ったとしても計算スピードは遅くなります。

やはり、そろばんというのは反復練習が基本になり、長い期間弾きこんできた方が高いレベルの計算力が身に付くことの裏付けかなと思います。

ですが、速さを除けば、計算力は付きますので私はやっぱり、習わないより習った方が断然良いと思います。

若干、走り書きになりましたが、まとめますと

低年齢、低学年は基礎に時間をかける分、暗算力の速さ、底力が付く。高段位を目指す場合、速さは重要になります。

中学年から始めると珠算も暗算もわりと楽に進級できます。あとは本人の頑張り次第で、低学年から始めた子にも追いつけますし、高段位も目指せます。

高学年から始める場合、珠算はある程度の級まではあっという間に届くと思います。暗算も算数以上の暗算力は付きます。ただし、遅く始めた分を練習量で補う必要があります。

結果、このように、どのタイミングで習い始めて頂いてもそろばんは絶対に自分のためになります。

ここでは計算力だけを見て書きましたがさらに、集中力、忍耐力なども身に付きます。

保護者の皆様、子供たちはいつでも新しい事に挑戦していますのでお家でそろばんの話しを聞いて下さい。それが一番進級の後押しになると思います。

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