令和3年3月3日、祖母が他界しました。
自分は、母が仕事で忙しくしていたので、まさにおばあちゃんっこでした。
孫の中でも、内孫で、長男で、いっぱい面倒をみてもらいました。
祖母は享年96歳。
祖父は60代で亡くなりましたし、それに比べ、じゅうぶん長生きできたと思います。
私は幸運な事にこれまで家族が亡くなるという経験がありませんでした。
祖父が亡くなった時は2歳でしたので全く記憶にありません。ただ、葬儀にいっぱいお客さんが来て、むしろ楽しかったような記憶です。
人の死に直面した事がなく、今回はじめて家族が亡くなった事は、想像以上の悲しさがありました。
震災では東松島の教室で教えていた生徒さんが津波の犠牲になり、それが友人の子ども達だったので、人が亡くなる悲しさを少しは理解していたつもりでした。
今回祖母が亡くなった事で、震災から10年が経ち、改めて残された遺族の方々の心の辛さを痛感しました。
災害の犠牲や事故で亡くなったわけでもなく、96歳と寿命をまっとうできた祖母が亡くなる事は順番で当たり前の事なんですが、やっぱり、悲しかった。
近年は施設に入っていたのでコロナ禍では中々会えなく、最後に話をした内容は覚えていません。
でも、小さい頃から〜そして最後に握った手の感触は忘れません。
おばあさん、お世話になりました。育ててくれてありがとうございました。