5ヶ月ぶりの暗算検定がほぼ終了しました。改めて感じた事をちょっと書きたいと思います。
コロナ禍のため、自主的に休んでいた子、休業要請期間に自宅で練習していた子、どちらにもいえる事なんですがズバリ暗算力が低下しています。
一見するとできてはいるんですが内容は本来の珠算式暗算ではない子が少なからずいます。
自宅での練習のため、先生の目がないのでやり易い、ラクな方法にして練習をしていたようです。
特に暗算力の低下が分かりやすいのが見取暗算です。見取暗算は乗算、除算に比べ加算と減算のみのため珠算を知らない人からすれば簡単な感じがします。
ですが見取暗算は一問一問がボリュームがあり、間違いやすい種目です。
学年的に少し計算力がある子だと珠算式暗算ではない形で計算して答えを導き出せてしまうんです。
それを我々は楽な方法と呼んでいます。その誤魔化しのような方法でやっていると2.3級ぐらいになった時に極端に見取暗算だけ点数が悪い子になってしまいます。
また、そこをどうにかクリアしたところで1級の、答えが5ケタになる乗算には対応できなくなってしまいます。
前も書いたような気がしますが、先生の指導を良く聞いて素直に練習する子がやっぱり上手になります。
どんな習い事でも基本をしっかり覚える事が上達の近道ですね。
良く、子ども達に言うんですが足し算九九がしっかりできていて運珠(うんしゅ)をマスターしていれば数字を見れば勝手に指が動いてくれるようになるんだよ。
その時は頭の脳みそは全く使わない感じで答えが出るようになるんだよ。とこんな感じで言っています。
それが珠算式暗算なんです‼️
計算する時に脳カロリーの消費はゼロで計算するのが珠算式暗算なんです。
自分の感覚的には、見ためめちゃくちゃ速く計算していても周りの会話が頭に入ってきたり、他の事を考えていても計算ができていました。
もちろん、そこまでになるにはたくさん練習を積み重ねなければなりません。
そして、もちろんそこまでにならなくても充分です。