習い始めの時期は?

そろばんを習い始めるタイミングについて書きたいと思います。

結論から言いますと、やっぱり低年齢から始める事が最善かなと思います。

自分が習いだしたのは5歳の誕生日からでした。母親がそろばんの先生という事で、やりたい、習いたいとかではなく始めるのが自然な感じだったと思います。

では、低年齢(5歳〜8歳)と中学年(9歳10歳)高学年(11歳12歳)からの習い始めで変わってくる事をまとめてみます。

低年齢から始めると、足し算引き算の感覚が珠算式になります。小学校で習う前に足し算引き算をしますので、さくらんぼ計算の感覚の前に、基本が珠算式になります。これはかなり後々、重要になるかと思います。また、暗算のスタート時期が早くなる事が最も低年齢から始める事のメリットだと思います。個人差はありますが低年齢から始めた子は格段に暗算力が付きます。そして暗算力がある子はソロバンを弾くのも早く正確になります。暗算力があるから正確に弾く事ができるというのは、弾いていて弾きミスにすぐに気付くことが出来るという事です。また、小さい頃から弾き混んでいるので弾きミスも少なく正確に問題をこなせます。ざっくり言うとこんな感じかなと思います。たぶんもっともっとメリットはあると思いますが。

では次に、3.4年生から習い始めた場合についてですが、これは高学年にも共通でいえる事がいくつかあります。

それは、足し算九九、引き算九九と呼ばれるそろばんを弾く時の基本の計算方法が低年齢より早く覚えられる事です。低年齢ではこれをマスターするのに場合によっては半年〜1年かかったりもします。他の先生に言わせれば遅いと言われるかもしれませんが(汗)

ウチではここを急がせる事はしない方が大事だと考えています。

この基本の計算を学年が上になればなるほど早くマスターします。この早く進んでる事がメリットかなと思います。

そして基本を覚えると次はかけ算、わり算に入りますが、学校でかけ算九九をもう習い終わっていますのでここでも進み方が低年齢より早くなります。

早いというより、楽に覚える事ができるといった方が正しいかもしれません。ここまで書くと、じゃあ中学年が良いんだという事になりそうですが一概にそうとは言いきれません。

まず基本の足し算九九、引き算九九を覚える段階で、それをせずに算数的に計算をして答えを出してたりすると後々で大変な事になってしまいます。

最初の入門の問題はとても簡単です。それをソロバンを使って答えを出す事を覚えて欲しいわけですが、簡単すぎてつい、ソロバンを使わず答えを書いてしまう人もたまにいます。

使うのが面倒だったり、自分より小さい子が難しい問題をやっているのに自分は簡単な問題をしている事が恥ずかしかったり、いろいろあるんですよね、子供だから。我々はその辺を見落とさないよう心がけて指導をしています。

ちょっと長くなりましたのでこの続きはまた次回に書きたいと思います。

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