14年目突入にあたり

久々の投稿になります(^_^;)

岩切そろばん塾は2008年8月8日に開塾し、9月で14年目に突入しました。

検定試験受験者数だけみれば、県内でもだいぶ多い教室になりました。

当初の目標にしていた教室のイメージになんとなくなっているなと自負しています。

その目標といいますか、目指した自分なりの教室とは『ちょうどいい』普通な感じの教室です。

教室の規模(広さ)もちょうど良い、教室のレベルもちょうど良い、指導の厳しさもちょうど良い、日本全国のそろばん塾の、ど真ん中ちゅうのど真ん中を目指してきました。

そんな普通の教室が40〜50年前には日本全国のどの町にも必ずあり、どの教室も子ども達の活気に溢れていました。

団塊ジュニア世代で子どもの数も多く、習い事も今ほど多様化されていませんでしたし、何より当時は児童館もなく、その部分も担っていました。

そんな教室の雰囲気が自分は大好きで、そこを目指してきました。

特に全国で有名になるような教室にする訳でも無く(なれませんが)日本一を育てる競技専門の塾でも無く、普通の教室を継続させる事がおおげさですが珠算を日本に残す意味で大事だと思っています。

ズバ抜けて上手な子(看板的な子)が教室にいれば、  そうなるように入塾させたいと多くての生徒さんが集まる時代も確かにありました。

そうして競技主体の有名塾になり、規模も大きくなっている所も数多くあります。

現在でも、規模が大きくなり上手な生徒さんが主体になったため、そうではない生徒さん達をソノタにしてしまっている教室もあります。

上手な生徒さんを指導するのは確かに面白いと思いますし、指導の成果がすぐに跳ね返ってきて、自分の指導力が向上したように思えて満足感も得ることでしょう。

自分はそれは違うと思っています。

上手な生徒さんは覚えるのが早いですし、一度で直ぐに難所をクリアします。

上手ではない生徒さんはイコール算数が苦手で、そこを克服したいという事でそろばんを習いに来てくれています。

そこを伸ばす。数字嫌い、計算嫌いにさせないこと、これが珠算指導の全てだと思います。その中でその子のリミッターを少し超えて上げることができれば習ってもらった意味があると思います。

自分もそんな田舎の普通の教室で、小さな頃から母が四苦八苦しながら指導している姿を見てきました。

といった訳でこれからもYSK岩切そろばん塾では、普通の教室を継続して参りたいと考えています。

これからも宜しくお願いします。